村山さんは、ガラスを原材料から作る「大地を融かす」ガラス作家だ。

りんごのインクポットの原材料は、山形の霊峰「月山」と、遠くアフリカの「サハラ砂漠」の砂の2種類(2色)を選んだ。


月山の砂。意外と白い。この砂があんな色になるなんて!


工房内に潜入。ガラス溶解炉(左)、とガラス徐冷炉(中央





打ち合わせの後、数週間後に村山さんから連絡があり、









「いいのできたよ。」とのこと。











ワクワクを抑えられないままに車に飛び乗り、工房に。




そして対面したのががこちら↓↓











りんごのヘタの部分が、蓋になり、りんご内の空洞にインクを入れるようになっている。(写真はサハラの砂ver.)

3つ並べると、1つ1つ微妙に形が違い、まるで本物のりんごのよう!


コンセプトである「あるだけで心が和み、描くのが楽しくなる、世界に一つのインクポット」が村山さんの技術で、形になった。

りんごのインクポットの製造現場に立ち合わせていただいた。


ザ・プロフェッショナル


燃える焼きリンゴ


形が整ったら一晩かけて冷ます。この段階の色も魅力的


本体にスムーズに収まるように、蓋となる部分を個体に合わせて、ダイヤモンドの刃の研磨機で削る。一つ一つに合わせ、削ってから磨きまで4工程ある


NO MUSIC NO LIFE


Good スマイル!助手の深谷さん


100%人の手により製作されて完成。







自然の淡く美しい色に癒される! 月山(左)は涼しげなブルーに。青系のインクを入れるのに合いそう。 サハラ(右)はレトロ感漂うグリーン。砂漠のオアシスのイメージになった


村山さんにしか作ることのできない「りんごのインクポット」は「商品」というよりも「作品」という呼び方がしっくりくる。


月山とサハラ砂漠の砂から生まれた、かわいらしいりんごを、机におひとついかがでしょう。

りんごのインクポットは八文字屋OnlineStoreで発売中です。