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interview

「子供にも響く書店でいたい。本好きを増やしていきたいです」

丹野孝輝 Tanno Koki

2016年4月新卒入社。河北町出身。外商部所属。

入社のきっかけは

本好きを増やしたいと思いました

本との出会いは母親からプレゼントされた100冊の絵本でした。母は看護師をしていて夜勤などもあるので、私が寂しい思いをしないように、と絵本をプレゼントしてくれたんです。そのときから時間があると本を読むという習慣が身についています。自分自身、コミュニケーション能力が高い方ではないのですが、本を通してだと相手といろいろな感情を共有できる気がしていて。「本好きを増やしたい」、「本を読まない人にも本を読んでほしい」と思いました。本を通じて人と関わりたかったんですね。それがこの仕事がしたいと思った理由です。



仕事内容

営業先の“色”を考えて本を選ぶ

個人のお客様、学校、法人などから本の受注をいただいて、出版社に発注し、お客様にお届けするのが私の仕事。デスクワークよりも外回りに出ていることが多いです。観光庁や市役所なども請け負っていて、その部署の専門書の受注をいただいています。学校は、小中高と担当しているのですが、中学校以上は大人も読むような小説からライトノベルやコミックの受注もあり、ジャンルの幅は広いです。最近は科学を題材にした漫画や人気漫画の小説版など、カジュアルなものを図書館に置く学校も増えている印象ですね。私から提案する場合には新刊本の中から、その学校の色を考えてご紹介しています。お客様から聞かれることもあるので、こちらの知識を深めておくことは必要です。





仕事の魅力・やりがい

売上が自分の実績に。「本を売っている」と実感できる

外商部に配属になったのが昨年の3月。それまでは店舗スタッフでした。店舗ですとお客様が手に取りやすい売り場を作って、本を買っていただくというのが主な流れ。外商部ではお客様のもとに訪問させていただいて、密にコミュニケーションをとった中で買っていただくので、そこに仕事の楽しさを感じています。「買う人」の意見を直接聞いて、ご提案できるのは本好きとしては、やりがいがあります。新刊が出るとご紹介に伺うのですが、お客様から「本を好きな人から買いたかったんだ」という声をいただけるとうれしいです。売上が自分の実績に直結するので「本を売っている」と実感できるのも、モチベーションになっています。





これからの目標・挑戦したいこと

「子供は大切なお客様」。若い層が楽しめる本屋にしたい

どうしても外商部のお客様とはビジネスライクなお付き合いになってしまいます。ですが、それぞれに合った本をご紹介するためにもコミュニケーションを深め、よりよい関係を築くのは必要なこと。会話の糸口になる本の情報を得るためにSNSなどもチェックしています。子供が本を読む楽しさを知るきっかけも作っていきたいです。八文字屋は「子供は大切なお客様」ということを大事にしていて、店内にキッズスペースを設けていたり、土日にイベントを開催することもあります。11月には「文化祭」と称して全店で大きなイベントも。若い読者層を増やす働きがけをするのも書店の役割。私が子供の頃に感じていた「書店に行くだけでワクワクする」という気持ちにさせる書店でいたいですし、本好きを増やすために努力していきたいです。


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