村上春樹氏が新作の長編小説 を4月13日に刊行します。  

400字詰め原稿用紙1200枚分となる作品のタイトルは『街とその不確かな壁』。

実は同じタイトルの作品を1980年の『文學界』(文藝春秋)で書かれています(正確には過去作には「街と、」と読点がある)。
しかしながら村上氏が「うまくいかなかった作品」として単行本化はされておらず、村上ファンの中では“幻の小説”と囁かれていました。

その作品をブラッシュアップさせたものなのか、はたまた全く違う作品に仕上がっているのか。

それは、発売まで待つしかないわけですが、6年ぶりの書き下ろし、さらに過去に同タイトルの作品があるとなれば、期待値は高まります。  

村上氏の作品は、世界で翻訳されており、その数は50以上の言語にまで増加中。『街とその不確かな壁』は世界中が待ち望んでいた新作と呼べるでしょう。  

出版元の新潮社の紹介文には「魂を揺さぶる純度100パーセントの村上ワールド」とあります。

再び“村上春樹の世界”にどっぷりと浸れる作品であることは間違いなさそうです。