明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた

「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」。学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。

そして――荒廃していく世界の中で、人生をうまく生きられなかった人びとは、最期の時までをどう過ごすのか。滅びゆく運命の中で、幸せについて問う傑作。

〈巻末対談〉新井素子×凪良ゆう

『流浪の月』「汝、星のごとく」の凪良ゆうが描く心震わす感動作。
待望の文庫化。

滅びの前のシャングリラ
中央公論新社
902円(税込)
2024年1月23日 発売
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P400 文庫
ISBN 9784122074712