全国の書店員から「たくさんの人にすすめたい漫画」「皆に読んでほしい漫画」をアンケートで募集し、ランキング形式で発表する「全国書店員が選んだおすすめコミック」。

日々多くの作品に接し、店頭でお客様の反応を体感している書店員たち。彼らはどんな作品を「今一番おすすめしたい漫画」に選んだのでしょうか。さっそく第15位から見ていきましょう!

「全国書店員が選んだおすすめコミック2023」アンケート概要
・参加資格:書店員であること(1書店から複数名エントリー可)
・投票方法:1人につき3作品に投票
・投票対象:アンケート回答時点で刊行が5巻以内の作品(過去上位入賞作品は「殿堂入り」となり対象外)
・募集期間:2022年10月6日(木)~11月7日(月)

第15位『ラーメン赤猫』(既刊2巻)

書店員のおすすめコメント
猫好きもそうじゃない人も癒されること間違いなし! ラーメンが食べたくなるので、夜中に読むのはオススメしません(笑)

あらすじ
猫が営むラーメン屋に面接をしに来た珠子。店長からの質問に「犬派」と答えて、あっさりと採用されたのだが……。仕事内容は猫の世話係!? ラーメン赤猫、癒し大盛りで始まります!!

(集英社 少年ジャンプ公式サイト『ラーメン赤猫(1)』より)

第14位『ガチアクタ』(既刊4巻)

書店員のおすすめコメント
圧倒的画力で描かれた超人たちによる異能バトルに引き込まれること間違いなしです! これからどんな超人が登場するのかますます気になります!

あらすじ
犯罪者の子孫たちが集められたスラム街で、差別を受けながらもゴミを拾って暮らすルド。だがある日、身に覚えのない罪を着せられ、誰もが恐れる「奈落」へと落とされてしまう。その奈落で、ルドは世界の真実を垣間見、物に命を与え力を引き出す能力を発現させる。世界がどれだけ強くても自分の価値を他人にだけは決めさせない。敵は「常識」「権力」「差別偏見」超絶怒濤のバトルアクション開幕!

(講談社コミックプラス『ガチアクタ(1)』より)

第13位『超人X』(既刊5巻)

書店員のおすすめコメント
圧倒的画力で描かれた超人たちによる異能バトルに引き込まれること間違いなしです! これからどんな超人が登場するのかますます気になります!

あらすじ
黒煙を上げ墜落していく飛行機が目撃された。それはどうやら“超人”によって引き起こされたものらしい。しかし、不思議なことにその事故は機体の損傷も少なく、何より生存者が「200名」もいた。高校生の黒原トキオと東アヅマは事故処理のボランティアの帰り、因縁の不良にいきなり絡まれるが……。いつもと何か様子がちがう──。

(集英社 公式サイト『超人X(1)』より)

第12位『正反対な君と僕』(既刊2巻)

書店員のおすすめコメント
物静かだけど意外と積極的な谷くんに拍手を送ってしまう。クラスメイトと一緒に2人を見守りたい。

あらすじ
元気いっぱいだけど周りの目を気にしてしまう鈴木は、自分の意見を言える物静か男子・谷くんに絶賛片思い中。だが周りの目が気になって普通に接せず、いつも谷くんにダル絡みばかり……。しかしある日勇気を出して、一緒に帰ろうと誘ってみたところ……!?

(集英社 少年ジャンプ公式サイト『正反対な君と僕(1)』より)

第11位『ホテル・メッツァペウラへようこそ』(既刊3巻)

書店員のおすすめコメント
登場人物の優しさ・温かさと北欧の自然の厳しさが素敵に表現されている。それぞれの過去や関係性にとても興味が湧く作品。

あらすじ
フィンランド・ラップランド地方。吹雪と共にやってきた、謎の刺青青年“ジュン”を迎え入れたのは老紳士たちが営む小さなホテル“メッツァペウラ”だった。新鋭・福田星良が確かな画力で描く、美しくも厳しい大自然と、その中で生きる、温かい人々の物語をお楽しみください。

(KADOKAWA 公式サイト『ホテル・メッツァペウラへようこそ(1)』より)

第10位『PPPPPP』(既刊6巻)

書店員のおすすめコメント
願いも苦悩も愛しさも、全てピアノにのせる彼らの演奏の一音も見逃さないで。あなたに若きピアニストたちの観客になってほしい。

あらすじ
ピアノを弾くことが大好きな7つ子は、一人を除いてみんな天才だった。月日が経ち、兄弟でたった一人の凡才・ラッキーは、余命2年の母親とピアニストになる約束をするが!? ピアノを巡る奇跡の物語、開演。

(集英社 少年ジャンプ公式サイト『PPPPPP(1)』より)

第9位『クジマ歌えば家ほろろ』(既刊2巻)

書店員のおすすめコメント
鳥っぽい謎の生物・クジマと、中学生・鴻田新の少し変な日常コメディ。正体不明のクジマだけど「自分の生活にもクジマがいればなぁ…」と思わされるくらい心の隙間に入るのがうまいクジマに、読後ほっこりさせられます。

あらすじ
中学1年生の秋、鴻田新は鳥っぽい姿の謎の生物・クジマと出会いました。腹ペコで家についてきたクジマはそのまま、浪人生の兄のせいでピリついた空気の流れる鴻田家に居候する事になったのです。冬を越え、暖かい春が来るまで。

(小学館 公式サイト『クジマ歌えば家ほろろ(1)』より)

第8位『税金で買った本』(既刊5巻)

書店員のおすすめコメント
心の綺麗なヤンキーくんを入れることでコミカルかつ、わかりやすく図書館の仕事や日々の格闘をストーリーに練り込んで展開してくれます。あるようでなかった図書館のお仕事漫画! こんな漫画がずっと読みたかった!

あらすじ
小学生ぶりに図書館を訪れたヤンキー石平くん。10年前に借りた本を失くしていたことをきっかけに、あれよあれよとアルバイトすることに! 借りた本を破ってしまった時は? 難しい漢字の読み方を調べたい時は? ルールに厳しくも図書を愛してやまない仲間と贈る、読むと図書館に行きたくなる図書館お仕事漫画、誕生です!

(講談社 ヤングマガジン公式サイト『税金で買った本(1)』より)

第7位『薫る花は凛と咲く』(既刊6巻)

書店員のおすすめコメント
不器用だったり、ストレートだったり、焦れったかったり、分かりにくかったり、見守ったり、いろんなかたちの「優しさ」がたくさん散りばめられた作品。ぐっと、ぐわっと掴まれるものがあります。

あらすじ
とある場所に、隣接するふたつの高校がある。バカが集まる底辺男子校・千鳥高校と、由緒正しきお嬢様校・桔梗女子。強面で物静かな千鳥高校2年・紬 凛太郎は、実家のケーキ屋の手伝い中にお客として来ていた少女・和栗薫子と出会う。薫子との時間を心地よく感じる凛太郎だったが、彼女は徹底して千鳥を嫌う桔梗女子の生徒で……!?

(講談社コミックプラス『薫る花は凛と咲く(1)』より)

第6位『ピンクとハバネロ』(既刊4巻)

書店員のおすすめコメント
主人公が二人とも可愛いです。高校生ならではのよくある話なのですが、胸キュン度高いです。男性にもおすすめです。

あらすじ
私だって彼氏がほしい!」 恋愛経験ゼロで男子とのコミュ力皆無の麦が高校で出会ったのは、めっちゃイケメンなのに女子に超無愛想な黒瀬彗。あまりに失礼な態度でムカつく麦だけど、偶然、黒瀬の秘密のバイト先を知ってしまい!?

(集英社 公式サイト『ピンクとハバネロ(1)』より)

第5位『光が死んだ夏』(既刊2巻)

書店員のおすすめコメント
ただ怖いだけではない、複雑な感情を抱かせるホラー作品。美麗な絵も作中の薄暗く不気味な雰囲気を引き立てています。擬音が特徴的で、膜を1枚隔てたような、そっくりに似せた電子音声のような、不思議な伝わり方をしてきます。

あらすじ
ある集落で暮らす少年、よしきと光。同い年の2人はずっと一緒に育ってきた。
しかしある日、よしきが光だと思っていたものは別のナニカにすり替わっていたことに確信を持ってしまう。それでも、一緒にいたい。友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる。時を同じくして、集落では様々な事件が起こっていき――。

(KADOKAWA ヤングエースUP『光が死んだ夏』より)

第4位『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』(既刊2巻)

書店員のおすすめコメント
今はどこへ行っても喫煙禁止。そんな中で見つけたスーパーの裏はちょっと一服するには居心地が良く。そこでヤニ吸うふたりの距離感にヤキモキしたり、ニマニマしたりと、生温かく見守りたい。読み手にも居心地の良い本です。

あらすじ
社畜街道をひた走る、くたびれ中年男性の佐々木。彼のひそやかな癒しといえば、日ごろから愛煙する煙草と、行きつけのスーパーで働く女性店員 山田さんのにこやかな接客くらい。仕事に疲れたある夜、癒しを求めてスーパーに向かうが、目当ての山田さんはおらず、今どき煙草を吸える場所もなし……。意気消沈した佐々木に「ここなら吸える」と声をかけてきたのは、すこし奇抜な服装をした田山という女性だった――。

(スクウェア・エニックス公式サイト『スーパーの裏でヤニ吸うふたり(1)』より)