これあげる、ももちゃんの「も」。

二歳のももちゃんとお父さんは日々、川べりを歩く。 かけがえない瞬間を描く、新時代の「父」小説。

「今日のこともきっと何年か後には忘れてしまう。昨日や明日と区別がつかなくなって、そんな日がまるでなかったかのように思えてくる。だから連絡帳を書きたい、とももちゃんのお父さんは思うけれど、連絡帳のコメントを送るのは三歳の誕生日までだ。」(本文より)

河出書房新社
2,200円(税込)
2025年4月23日 発売
ーーーーーーーーーーー
P224 四六判
ISBN 9784309039619